Subject Learning
「伝え合うことば」を大切に学ぶ喜びが高みへ導く
「世の光」となり協働するためには、お互いの考えを理解し合うことが大切です。昭和小学校はすべての教科学習の中心に「伝え合うことば」を据え、自分の考えを言葉で説明し、相手の言葉を聞き、より良い解を得る喜びを重視。
もっと学びたくなる毎日が、確かな基礎学力と創造性豊かな応用力を育みます。
もっと学びたくなる毎日が、確かな基礎学力と創造性豊かな応用力を育みます。
各教科の取り組み
グループ学習の機会を豊富に
自分の考えをグループ内で発表し、話し合い、最適な解にまとめて他グループの前でプレゼンする…個人で考えるより多くの考え方に触れ、刺激を受けて考察が深まるのはもちろん、自分の考えに共感してもらう説明のしかた、正しい解を見極める力、異なる意見をまとめる力、グループの意見をより効果的に発表するプレゼン力な、1つの課題で多くの学びが得られます。
e-MAPで英語も学ぶ力も向上
「e-MAP」はMusic(音楽)、Ar(t図工)、PhysicalEducation(体育)の各1時間/週を、専科教員と英語(English)教員の2人で担当し、場面によって英語と日本語を使い分けながら指導する先進的な教育方法。自然に英語に慣れるだけでなく、新しい指導への順応力、例え戸惑っても諦めず頑張る粘り強さ、仲間で教え合うことの重要性など、学習全般にとって大切なことが学べます。
教師も日々研鑽
昭和小学校は、より魅力的で効果的な指導を行えるように、教師も日々努力を重ねています。新任研修やICT研修など頻繁に学内研修を行うほか、個人でも積極的に外部の教育研修に参加。
その経験を他の教師とも共有しています。また、授業終わりにタブレットを使って児童によるアセスメント(評価)を実施することも。児童の受け止めを大切に次の指導に活かしています。
その経験を他の教師とも共有しています。また、授業終わりにタブレットを使って児童によるアセスメント(評価)を実施することも。児童の受け止めを大切に次の指導に活かしています。
時間割
一人の児童に多くの教師が関わり、きめ細かく導きます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1 | 国語 (担任) | 国語
(担任) | 国語
(担任) | 算数 (担任) | 国語
(担任) |
2 | 道徳 (校長) | 算数 (担任) | 英語 (人見・ディエゴ) | 国語 (担任) | ことば (渡邉) |
3 | 算数
(担任) | 体育 (山口) | e-MAP図工 (相原・幡井) | 生活 (担任) | 算数 (担任) |
4 | e-MAP体育 (山口・人見) | 生活 (担任) | 図工 (相原) | 読書 (大塚) | e-MAP音楽 (田中・幡井) |
5 | 国語(書写) (担任・佐藤) | 音楽 (田中) | クラス協議会 (担任) | 体育(学年) (担任) | |
6 | 英語
(人見・ディエゴ) | 生活 (担任) |
教科紹介
国語科
根拠をもとに、自分の考えを
筋道立てて表現できる子ども
論理的思考力を培うために、子どもたちのイメージの中に、裏付けされた明確な根拠を大切にしています。
「読む」領域においては、本文中の事実をあげるだけでなく、自分の既有知識や経験をもとに、その意味を解釈して理由付けを行い、それを表現する「根拠・理由・主張」を基本的な枠組みとして、日々の学習活動を進めています。
また、自分の思考や気持ちを相手に分かりやすく伝えるために、学年に見合った語彙力を身に付け、順序立てて書いたり、話したりする力を低学年のうちから育成しています。
例えばこんな授業
グループで話し合った結果をタブレットに打ち込み、ホワイトボードに映して発表。クラス全員で考察を深めます。
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算数科
根拠を示し、解法を説明できるように
日常生活や社会で起こる問題に対して自ら解決を試みることは、今後の社会を生き抜くために必須の力と言えます。実はこの、問題点を正しく認識し、見通しや考えを組み立てながら解法を導き出す活動は、1時間の算数の学習内に起きている事と同じなのです。つまり、算数学習は単に計算や公式を覚える活動なのではなく、社会問題を解決する基礎力を養っているわけです。そのために本校では、①文字、数字、式、図形など多様な表現を使い、論理的に考えを説明できる。
②児童同士が活発にことばを交わす中で新しい知識・技術を身につけ、理解を深めていく。
の2点をおさえ、正しい解答を求めるだけではなく、なぜそのような解き方や表現に至ったか、根拠を示して話し合うことができる児童を育てています。
例えばこんな授業
東京理科大学の学生による出前授業も実施。3年生は算数パズルや図形問題に挑戦し、新しい解き方に興味津々でした。
課題は変形図形の面積を求めること。どういう解き方があるかグループで考え、発表しあいます。
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英語科
「聞き続けようとする力」を育てる
英語学習の基礎は「聞く力」を身につけることです。英語の語感を歌やリズムに乗せて身体に染み込ませる独自プログラムを開発し、小学校英語の専門教師により、子どもたちが自然に英語に興味を持ち、英語を好きになるような指導を行っています。また、ICT 機器を活用しながら、伝えたい内容を自分の英語力でまとめる力をつけることも目指しています。本校の英語教育は、NHK Eテレの英語番組や小学校英語検定教科書のモデルになったり、小学校英語関係の書籍にも掲載されたりしています。
例えばこんな授業
お互いの答えをタブレットで共有したり、プリントで全容図を完成させたり。デジタルとリアルを融合して進められます。
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社会科
身近な生活からよりよい社会をきずく
未来に生きる子どもたちが、よりよい世の中(社会)をきずく手立てとして昭和小学校では身近な生活の中で営まれている私たちのくらしの工夫を理解し、良い社会を作るための術(すべ)を身に付けるために次の三つのねらいを掲げています。「自分の生活に根差す社会科」「体験を通して生き生きと学ぶ社会科」「資料や情報を自ら選択し活用できる社会科」。見学や調査などの体験を通して社会にはたらきかける喜びを感じる社会科を目指しています。例えばこんな授業
グリーンランドの面積を、メルカトル図法で描かれた地図帳と地球儀で比較。自分の目で確認する学習を大切にします。
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理 科
「なぜ?どうして?」
実体験と考えることを重視
実物に触れて実験や観察を行うと、新たな疑問が生まれたり、思いもよらない発見をしたりします。これらの感動を友だちと共有することで、学習意欲はどんどんとふくらみ、共に高め合う学習を目指しています。なぜ、どうして、とまずは疑問に思う心の動きを大切にし、正しい知識と根拠をもって自分の考えを伝えられる科学的思考力を育みます。実験が楽しいから考えることが楽しい理科を目指しています。
例えばこんな授業
絵の具と塩を使って、究極の6色タワーに挑戦。濃度と比重の関係を楽しく、創造的に体感します。
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生活科
小さな学びを大きな学びに
生活科は、自分の成長に気づく教科です。1年生が入学すると、担任の先生といっしょに「学校探検」を行います。広い学校を巡ることで、楽しさや喜びが生まれます。日々の学習では、動植物の観察や学園内の散策を通して、「五感」を使った活動を行います。タブレットを使い、さまざまな写真を撮ることも、学習の大きな支えになります。
また、校外研修学寮東明学林へ、「春・秋探し」にでかけます。雄大な自然を満喫しながら、友だちと遊び教え合う協働学習を行います。学校生活での小さな学びを大切にした学習です。
例えばこんな授業
豊かな自然に恵まれた東明学林には、キャンパス内では出会えない学びがいっぱい。友達との遊びも大切な学習です。
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体育科
楽しく自然に、体が反応するように。
低学年から高学年まで一貫して、さまざまな指示や条件に自然に子どもたちの体が対応できる力を培っています。教師の指示や見本をできるだけ短く明確にする研究にも取り組み、子どもたちが的確な動きのイメージを持てるよう工夫しています。10種目の中から好きな種目を選べるコース別体育、登山、球技大会など、「からだを丈夫にする人」のための活動を多く組み込んでいます。例えばこんな授業
いつもの体育は広い人工芝グラウンドで、水泳は西体育館の温水プールで、雨の日は体育室で、思い切り体を動かします。
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音楽科
音学・温学・温楽・音楽。
子どもたちの生活や理想が謳われている学園歌を元気よく歌うことから、音楽の学習が始まります。友と心を合わせて歌う楽しさ、正しい発音でことばを表現する大切さ、互いの音を感じながら協力して奏でるハーモニーのすばらしさを体験します。楽器演奏では、高学年児童が個々に低学年児童に教える時間も設けられています。こうした心温まる活動の中で、音楽を楽しみ、音楽から学び、人としての成長を目指します。例えばこんな授業
音響を考えた音楽室には多彩な楽器が揃い、合奏の楽しさが倍増。音楽好きな児童が多いのも、本校の特長です。
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図工科
自由な発想と表現。夢中になる歓び。
個々の自由な発想と表現を重視し、頭で考え手でつくるおもしろさに気づかせます。1年生から平面と立体に二分した指導計画のもとで、それぞれの専門教員が入れ替わって担当します。平面では描画、版画、色彩構成などを、立体では工作や大型炉を使った本格的な陶芸などを行います。6年生は全員が、同じ大きさの一枚の板から椅子を作成し、達成感を実感します。例えばこんな授業
タブレットで形や色をシミュレートして方向性が決まったら、実際の作業に。創作のさまざまな可能性が試せます。
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家庭科
一人でできた喜びが、またやってみようという意欲につながる
子どもたちは、家庭の仕事への興味関心が高く、保護者の助けがなければできなかったことが、自分だけの力でできるようになったときに、大きな喜びと自信を得ることができます。そして、それが、次の活動への意欲として蓄えられ、さらにできることを増やしていきます。家庭科では、知識を学び取るだけでなく、生活を科学し、実際の生活でそれを活かす力を育てています。「なぜそうなるのか」を常に意識させながら、生活に活かす応用力まで高めていきます。例えばこんな授業
調理や手芸、染色などさまざまなことに挑戦。学年を重ねる毎にだんだん上手になる喜びも味わいます。
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道 徳
是非の判断や奉仕の心、自ら行動する姿勢を。
本校では、「目あてをさして進む人」「まごころを尽くす人」「からだを丈夫にする人」という三つの目標をたて、学校生活すべての場面が教育の場と考えて道徳的指導にあたっています。学習で使う『道しるべ』ファイルには子どもたち自身がおうちの方と決めた1年間の目標を振り返るページや、学校長の道徳授業を受けて考えを巡らせたことを記録したページがあり、「教えられたことを自ら思い出して行動する態度」を養えるようになっています。例えばこんな授業
自身の目標や目標達成度合、学校長の教え、自身の考えなどを記した「道しるべ」は、一人一人の心の成長の記録
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